試行錯誤・・・

今日はチョット・・・・試行錯誤!

「試行錯誤(trials and errors)」は
失敗が許されにくい日本企業では、理解されにくい言葉です。

「試行錯誤」は、何度も繰り返して過ちをするという意味の言葉です。
2度も3度も失敗を許す風土がないと成立しない考え方です。

科学は失敗の繰り返しによる試行錯誤の結果、生まれ発展してきました。

例えば、種痘の免疫を研究したジェンナーが1796年に自分の子供に種痘をして
密かに安全を確認したように、医学の研究は失敗を覚悟した試行錯誤によって
得られてきてるのです。(この点で日本は欧米の後塵を拝しています)

企業でも同じです。
日本の一流企業の研究所長が世界の著名な学者を集めて懇親会を催したその席
上で、日本の新しい研究の成功率を尋ねられた所長たちは、100パーセントに近い
成功率を誇らしげに報告しましたが、質問した海外の学者たちは「それでは、貴方がたはあまり価値のある研究をしていないですね」と言ったそうです。

変革を本気でやるのなら「試行錯誤」を奨励する風土を創っていかなくてはならない。

以上、「試行錯誤」は最終的に損しない!ことを数多く経験してきた者の独り言でした。